人気ブログランキング | 話題のタグを見る

癒しのセルフチャネリング

energy.exblog.jp

宇宙系チャネラー☆ルカ☆のブログ。チャネリング、ヒーリング、宇宙語(ライトランゲージ)、セッションなど。

by ☆ルカ☆
カテゴリ
メモ帳
【ブログ移転しました】

☆ルカ☆のオフィシャルサイトが完成しましたので、今後はブログもそちらのほうで更新していきます。

ブックマークに登録している方は変更をお願いいたします。→ http://444luka444.com/



【プロフィール】
宇宙系チャネラー。
ヒーリングは自分にはできない特殊なことだと子供の頃からずっと思っていたのですが、結婚後に臼井式レイキの伝授を受けてスピリチュアル界へ。

しばらく泣かず飛ばずでしたが、大きな転機は出産後。育児疲れのストレス解消がてらに友達の守護天使を描いて送ってあげたところ大好評で、口コミでどんどん広がっていきました。

得意分野はチャネリング、エネルギーワーク、宇宙語など。
特にエネルギーワークは「パワフルすぎる」「変化を顕著に感じる」と高い評価を頂いています。

女性自身・女性セブン・ゆがふる・TRINITYなどに雑誌掲載あり。
1人でも多くの方が、魂が最高に喜ぶ道を進むようになることを目指しています。



【無料メルマガ】
週刊・天使や女神からの、
幸運を呼ぶ4つのメッセージ週刊・天使や女神からの、幸運を呼ぶ4つのメッセージ



巨大な宇宙エネルギーと繋がり、早く願いを叶える宇宙護符
_c0054846_17351169.jpg

☆人気ヒーリングメニュー

(全てのヒーリングメニューはこちらをご覧ください)


魂の本来の得意分野の能力が一気に伸びる、DNA覚醒セッション
魂の本来の得意分野の能力が一気に伸びる、DNA覚醒セッション



あなたが秘めた無限大の可能性が花開く、脳セッション
あなたが秘めた無限大の可能性が花開く、脳セッション



宇宙語を話せるようになり、自分をあらゆる角度から癒す
セレイエス∞エル∞プレスカラ・アチューンメント
宇宙語を話せるようになり、自分をあらゆる角度から癒すセレイエス∞エル∞プレスカラ・アチューンメント



~Next Stage~高次元意識が目覚めるCD
~Next Stage~高次元意識の目覚め



このブログの内容があなたの心に何らかの形で響きましたら、ぜひご自由に引用・転載してください。

なおその際にはこのブログのURLと「癒しのセルフチャネリング」というタイトルを、必ず併せて書いていただけますようお願いいたします。



☆雑誌掲載歴




女性自身2007/9/18号、
はつらつ元気2007年9月号にmixiで私が運営してる『満月の力で臨時収入を得る会』コミュニティの特集記事が掲載されました。




はつらつ元気2007年12月号、2008年7月号にインタビュー記事が掲載されました。

女性セブン2008/6/26号にインタビュー記事が掲載されました。

壮快2008/10号にインタビュー記事が掲載されました。

はつらつ元気2008/11号にインタビュー記事が掲載されました。

壮快2009/4号にインタビュー記事が掲載されました。

ゆがふる別冊にインタビュー記事が掲載されました。

壮快2009/12号にインタビュー記事が掲載されました。

ゆがふる2009/12にインタビュー記事が掲載されました。

ゆがふる2011年9月号
ゆがふる2011/9にインタビュー記事が掲載されました。


☆私が運営している他のブログやサイトなど

天使や女神からの、今日の一言幸運メッセージ
Faceboookページ
天使や女神からの、今日の一言幸運メッセージ


☆ルカ☆のスピリチュアル・チャネリングライフ
☆ルカ☆の日常を綴っているブログ
☆ルカ☆のスピリチュアル・チャネリングライフ


満月の力で臨時収入を得る会
会員数1万9千人のMixiのコミュニティ
満月の力で臨時収入を得る会


☆ルカ☆オンラインショップ☆ルカ☆オンラインショップ



allabout
AllAboutのスピリチャル開運に掲載されている、「毎日のぷちぷちスピリチュアル」


にほんブログ村 メンタルヘルスブログ 癒し・ヒーリングへ
にほんブログ村
人気ブログランキングへ
ブログパーツ
以前の記事
記事ランキング
外部リンク
検索
その他のジャンル
ファン
ブログジャンル
画像一覧

第一章:記憶の始まり

夏の暑い昼下がり、高木桂はオフィス街を日傘もささずに歩いていた。
ここ数ヶ月、どうしてもどうしても気になることがあり、仕事が手につかなかった。
それをどのように掘り下げれば良いのかもわからず,悶々としていた所、ふと本屋で目に留まったのが「退行催眠」の本だったのだ。

「これだったら、気になっていることの原因を探れるかもしれない…」

桂は早速、インターネットを使って退行催眠について調べ始めた。
ブライアン・L. ワイス博士の著作を読みあさり、ネットで退行催眠についての情報を集めた。
退行催眠CDや、ハイヤーセルフと会う為のCDも購入してみた。
夫に隠れてこっそりと聞いてみたが、心からリラックスしていない為か、あまり効果がなかった。

ネットで知り合ったヒーラーを通して、退行催眠をしている人何人かに催眠を受けてみたりもした。

だが、どれもしっくりこなかったのだ…そのため、一時は「しょせんこんなものか」と、距離を置くこともあった。

だが、そんなときに限って気になることはどんどんフォーカスされる。
目に飛び込んでくる様々な符合…それは街で、ネットで、テレビで、ラジオで…仕事中でも自宅にいるときでも、そして眠っているときにも「夢」という形でシンクロが襲ってくる。



桂は再び重い腰をあげた。
「これが最後」と心に決めて、退行催眠を施す人をネットで探し始めたのだ。
ホームページや施術者の顔写真から、「ピン!」と来た相手を選ぶことにし、膨大な検索結果から「これ」と心に響いたものだけをチェックし、そして…

ついに決めたのだった。
今日は、そのセッションを受ける為に会社を午後半休にした。

夫は桂が何をしているのかまったく知らない。
だから、いつも帰る時間…7時には家に帰っていないといけない。

「セッションして下さるヒーラーさんに、18時には終わるか確認しておこう。まぁ、14時に始めて4時間もかからないと思うけど…」

桂はバッグから地図を取り出した。
雑居ビルがひしめくあたりで、あまり癒しに関係するようなところには見えないが、今日セッションを受ける退行催眠のサロンはこおこにあるという。
ファーストフード店や居酒屋が軒を並べ、ゴミで汚れた歩道を歩きながら、桂は注意深くビルの名前を見ていった。

「あった、ここだわ」
MKビル、と書かれた薄汚れた5階建ての建物があった。エレベーターはなく、サロンは5階だった。
桂は近くの自販機で冷たく冷えた発泡水を買うと、階段を上り始めた。

階段は狭く急で、まるで螺旋階段のような気がしてきた。
5階にたどり着く頃には息もあがり、桂は体力不足を感じながらもサロンの前で買った発泡水を開け、ごくごくと飲んで汗を拭いた。

「なんだかオヤジくさくなったわ」と心の名kで苦笑しながら一息つき、サロンの呼び鈴を押した。
一呼吸おいてサロンの扉が開き、まだ若い女性が「いらっしゃいませ」と笑顔で迎えてくれた。

「虹に予約した高木です」と告げると、そのまま奥の部屋に通された。

サロンはそれほど広くはなく、2DKか2LDKか…という作りだった。
が、ビルの外観とは対照的に中はキレイに整えられ、クリスタルがあちらこちらに飾られていた。
女性は桂に席を勧めると、台所とおぼしきところへ姿を消した。お茶でも持ってきてくれるのだろう。

桂はサロンをよく見渡した。
全体がベージュと白を基調にしたインテリアで、隅の方にクリスタルファウンテンがある。
造花と生花が半々くらいで飾られ、可愛らしいガラスのテーブルにはエンジェルオラクルカードが重ねられている。
壁際一面に本棚があり、桂がまだ読んだことのない(でも興味がある)本が並んでいた。
「プリズム オブ リラ」
「プレアデスからのメッセージ」などなど…雑誌のスターピープルもあった。
桂はスターピープルを手に取り、何気なくぱらぱらとめくった。
そしてそこにも言葉のシンクロを感じ、慌てて閉じた。

「高木様、お待たせしました」
後ろから声をかけられ、慌てて振り向くとさきほどの女性がにこやかに立っていた。
年の頃は20代後半〜30代前半だろうか。自分よりは10歳くらい若いだろう、と桂は思った。
フワフワとした茶色い髪に大きなきらきらと輝く瞳、繊細そうな首の細さ、そして首から手首から、じゃらじゃらとつけられているたくさんの、紫を基調としたパワーストーン…

「あ、あなたが施術して下さる中川さんですか?」
桂は少し驚いていた。
ネットでみた写真と、イメージがすごく違うのだ。ネットに乗載っていた写真では、彼女の髪は短く、目の輝も薄かった。
「はい、中川裕美です。よろしくお願いいたします。」
裕美は深々と頭を下げた。桂も釣られて頭を下げる。

「どうぞお座りになってください」と、再び席を勧められ、桂は座り心地のいいベージュのソファに腰を下ろした。そっと手で撫でて「革かな?合皮かな?」とちらりと思う。

「セッションを始める前に、いくつか質問をさせていただいてもいいでしょうか」
「はい、もちろんです」
「今回、退行催眠を受けたい、と思われたのは、何か知りたいことがおありだから、ですよね?」
「はい、そうです」
「それについてはわたしは言及しませんが、高木様のお心のなかで「これについて知りたい」という強いお気持ちを持って頂いてもよろしいですか?」
「はい…わかりました」
「退行催眠は始めてですか?」
「いえ、何度か受けましたが、あまりぴんと来なくて…」
「そうでしたか。今日はどうなるか楽しみですね」
「はい、そうですね」
「今日の体調はいかがですか?退行催眠を受けると、一時的にぼーっとしてしまったり、気分が落ち込むこともありますし、体がだるくなることもありますが」
「はい、大丈夫です。良好です」
「恐いもの…例えば、暗やみ恐怖症、とか、閉所恐怖症、といったことはありますか?」
「いえ、ないです」
「わかりました」

裕美は立ち上がり、窓のカーテンを閉めた。
電気を消し、キャンドルに灯りをつける。

「それでは、こちらのソファに座って頂けますか?」
裕美は、退行催眠セッション用のソファに桂を座らせた。
リクライニングができるようになっていて、おそらくフットマッサージなどでも使えるのだろう。不フットレストも上下に動くようだった。

「これから始めようと思いますが、高木さんは必ずこの世界に帰って来ますので安心してくださいね。怖い、とか嫌だ、と思ったら、すぐに戻ってくることができます。わたしも高木さんの様子を見ながら行ないますので、様子がおかしかったらすぐにセッションをやめます。セッション終了後、もしシェアをしていただけるなら見た内容、感じた内容をシェアしていただければ、と思います」

裕美は立ち上がり、ソファをリクライニングさせた。
桂は、体が後ろに傾いて楽な姿勢になるのを感じ、リラックスしようと深く呼吸した。
「それでは、始めます…目を閉じて、ゆったりと呼吸していきましょう…」
裕美の誘導する声が暖かく、確かに桂を深層へと誘導していった。
目をつぶりながらもキャンドルの灯を感じていたはずが、桂はいつの間にか深い深い闇の中へ潜っていった。

遠のく意識の向こうで、裕美が「深層へダイブします…」という声がかすかに聞こえた。
by yumiyumi0325 | 2010-06-08 01:02 | 宇宙叙事詩